RTはリプレイタイムの略なのは良く知られていますが、RTの仕組み自体を詳しく知っている人は多くはないでしょう。
ART機は特定のリプレイを特定の押し順で押すとRT状態が上がります。
例えば、まどマギ初代を思い出してください。
ARTの準備中の画面の時はハズレなども出る状態ですよね。
しかし、小V(こぶい)のリプレイを引いてストップボタンを押すことでARTが開始します。この時成立したリプレイのことを「RT移行リプレイ」や「上げリプ」なんて略して呼びます。
「上げリプ全然引かねー。コイン減りまくりだよ。」みたいな感じですね。
このARTが開始するというのは内部的には「RT状態が1つ上に上がった」ということなんです。
RT状態というのはリプレイが成立する確率が異なる状態を指し、風営法上、リプレイについてはRT状態に応じて確率を変化させても良いと規定されているのです。
ちなみにベルとかスイカとか払い出しのある小役の確率を変化させるのはNGです。
だから、ART中だろうが、ボーナスが内部的に成立している時だろうが、ベルやスイカに設定差があるならば、カウントしてオーケーなんですね。
確率は変わらないという前提があるので。
ではこのRT状態が下がる時というのはどういう時でしょうか?
これは多くの機種が押し順ベルの押し順が不正解だったとき、またはRT移行リプレイ(上げリプ)の押し順が不正解だったときにRT状態を落とすように設計しています。
そのためART中に押し順を間違えると通常状態に戻ってしまったりしなかったりするんですね。
番長3の場合もベルの押し順を間違えると問答無用で通常に落ちますが、押し順リプレイの押し順を間違えても下がらなかったり、通常ではなく1つ下のRT状態(さらに上のRT状態がART中でこの状態は通常時でも移行してしまうリプレイ高確率状態)に落ちるだけで助かる場合があります。
ベルをこぼす=押し順ベルの押し順を間違えることはほぼ確実にRT状態が一番下に下がるのでベルは絶対にこぼしてはいけません。リプレイよりもベルです。あとはベルの場合は枚数の払い出しがありますが、こぼすとこれも払い出されないのでそれも損しますし。
ちなみにAT機はこぼしとか関係ありません。
それはまた別の記事で説明したいと思います。
ART機の押し順ミスはそれだけで大きな損失になるのでご注意ください。
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